通常、収入のない専業主婦はお金を借りることができません。
しかし、そんな専業主婦でもお金を借りることができる方法が「配偶者貸付」です。
配偶者貸付とは、配偶者に相応の年収があれば年収のない専業主婦本人でも借り入れを受けられる制度のことをいいます。
配偶者貸付を利用するためには条件がありますが、条件さえクリアできれば収入がなくても借入を受けることができるのです。
このページでは、そんな配偶者貸付を利用する方法と条件、デメリットなどを徹底解説しています。
配偶者貸付について知りたい人は必見の内容です!
※本ページにはPRが含まれます。
目次
配偶者貸付は収入のない専業主婦でも借り入れができる制度
配偶者貸付とは、収入のない専業主婦でも借り入れができる制度です。
専業主婦は収入がないにもかかわらず、教育費や生活費に回すお金は必要不可欠。
教育費や生活費に使いたいお金が配偶者の年収だけでは足りない時、一番困るのは専業主婦なのは火を見るより明らかです。
そして、お金が物入りの時に専業主婦の助けとなるのが配偶者貸付という制度。
配偶者貸付は銀行カードローンや消費者金融などで提供されているため、利用を検討している人は自分のニーズに合った配偶者貸付を利用しましょう。
配偶者貸付なら総量規制の問題を解決できる
配偶者貸付とは、配偶者と自分の収入を合算した金額の3分の1以上の借り入れを認めるものです。
3分の1という数字は「総量規制」という決まりから来ています。
総量規制とは貸金業法のひとつで、収入の3分の1以上の借り入れを禁じるという法律です。
貸金業者はこの総量規制を遵守しなくてはならないため、収入のない専業主婦は借り入れをすることができません。
しかし配偶者貸付では配偶者と自分の収入を合算したものを収入として扱うため、収入のない専業主婦でも借り入れを受けることができるようになるのです。
配偶者貸付を利用するためには配偶者の同意書が必要
配偶者貸付を利用するためには配偶者の同意書が必要です。
配偶者の同意がなく勝手に配偶者貸付を受けて返済できなかった時のリスクを回避するためのもので、必ず提出を求められます。
そのため、専業主婦が配偶者貸付を受けるためにはまず配偶者の同意を得ることが必須条件となるのです。
配偶者の同意が得られないと専業主婦は配偶者貸付を受けることはできないので注意しましょう。
配偶者に内緒で配偶者貸付を利用することはできない
配偶者に内緒で配偶者貸付を利用することはできません。
配偶者貸付に申し込むためには先述した配偶者の同意書が必要です。
配偶者の同意書が得られないまま配偶者貸付に申し込んだとしても、審査を受けることすらできずに終わります。
どうしても配偶者に内緒でお金を借りたい専業主婦は他の方法を検討してみましょう。
配偶者貸付を受けるために必要な書類
ここからは、配偶者貸付を受けるために必要な書類を紹介していきます。
配偶者貸付を受けるために必要な書類は
- 配偶者貸付申込書
- 収入証明書
- 婚姻関係証明書
以上の3点です。
どれも配偶者貸付を利用するためには必須な書類であるため、どのような書類が必要なのかを確認しておきましょう。
配偶者貸付申込書
配偶者貸付を利用するためには配偶者貸付申込書の提出が必須となっています。
配偶者貸付申込書に記入する内容は以下の通りです。
- 基本情報の記入
- 本人確認書類の記入
- 他社からの借り入れの有無の記入
- 希望融資額などの記入
記入漏れがあると再提出を求められる可能性もあるため、慎重に記入するようにしましょう。
収入証明書
配偶者貸付を利用するためには収入証明書の提出も必要です。
収入証明書は申込者と配偶者で提出を求められる書類が違うことに注意しましょう。
申込者本人 | 配偶者の収入証明書 |
---|---|
配偶者 | ①~⑥の書類どれか一つのA4サイズコピー
① 給与所得の源泉徴収票 |
配偶者の提出書類が審査の是非を決定づけるため、配偶者所得に申し込むときは配偶者の提出書類を意識的に準備しておきましょう。
婚姻関係証明書
配偶者貸付を利用するためには、もちろん婚姻関係にあるという証明提出を求められます。
こちらも収入証明書同様、A4サイズコピーでの提出が必須です。
婚姻関係を証明できる公式文書は住民票です。
発行日から3か月以内の住民票の写しの提出が求められます。
住民票には申込者本人と配偶者両方の
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- 続柄
が記載されていなければいけません。
記載されていない場合は再取得を命じられることがあるので注意しましょう。
配偶者貸付を利用するなら銀行カードローンがおすすめ
配偶者貸付を利用するのであれば、銀行カードローンがおすすめです。
銀行カードローンは銀行が運営しているということで、専業主婦でも安心して利用することができるということがメリットとして挙げられます。
しかし、配偶者貸付を受け付けている銀行カードローンは多くありません。
ここからは、配偶者貸付をおこなっているおすすめの銀行カードローン2社を紹介します。
ジャパンネット銀行カードローン
限度額 | 最大1000万円 |
---|---|
金利 | 2.5%~18.0% |
審査所要時間 | 3営業日以内 |
ジャパンネット銀行カードローンは、配偶者貸付を利用できる数少ない銀行カードローンのひとつです。
ジャパンネット銀行カードローンの公式サイトでも「配偶者に安定した収入があれば申し込める」という旨も記載されているため、確実に配偶者貸付を利用することができます。
ジャパンネット銀行カードローンでは、銀行カードローンでは珍しい「30日間無利息サービス」を展開しているのが大きな特徴です。
専業主婦が利息無しで借入できるのは、数ある銀行カードローンの中でもジャパンネット銀行カードローンだけです。
⇒ジャパンネット銀行カードローンのメリット・デメリット!他社と比較した特徴を徹底解説
セブン銀行カードローン
限度額 | 10~50万円 |
---|---|
金利 | 15% |
審査所要時間 | 2営業日以内 |
セブン銀行カードローンも、配偶者貸付を利用できる銀行カードローンです。
公式には公表されていないものの、配偶者の年収を基に審査をしていることは分かっています。
そのため、セブン銀行カードローンも配偶者貸付を利用できる数少ない銀行カードローンであるといえるのです。
全国のセブンイレブンに設置されているセブン銀行ATMから利用することができるため、手軽に利用できるというポイントにおいて右に出る銀行カードローンはありません。
⇒セブン銀行カードローンのメリット・デメリット!他社と比較した特徴を徹底解説
配偶者貸付が利用できる消費者金融なら「ベルーナノーティス」
申し込み条件 |
|
---|---|
必要書類 | 本人確認書類 |
審査所要時間 | 最短30分 |
融資金の使用用途 | 原則自由 |
契約期間 | 最長9年9か月 |
限度額 | 最大300万円 |
配偶者貸付を消費者金融で利用したい場合は、「ベルーナノーティス」を利用することをおすすめします。
ベルーナノーティスは専業主婦でも利用することができる唯一の消費者金融系カードローンであるといわれている業者です。
ベルーナノーティスは専業主婦だけでなく、幅広いユーザーに融資をしていることが特徴のカードローンです。
そのため、ベルーナノーティスであれば配偶者の年収を申告せずとも利用できる可能性があるのでてきます。
配偶者に内緒でお金を借りたいという専業主婦には是非おすすめしたい消費者金融系カードローンのひとつです。
⇒ベルーナノーティスのメリット・デメリット!他社と比較した特徴を徹底解説
配偶者貸付の審査に落ちる理由は「信用情報」
専業主婦が配偶者貸付の審査に落ちる理由はほとんどの場合「信用情報」です。
申込者と配偶者、どちらかの信用情報に問題があると、配偶者貸付の審査に通過することができません。
信用情報とは個人のお金に関する利用履歴のことで、個人信用情報機関に登録されています。
どちらかの信用情報に問題があると配偶者貸付を受けられない可能性が高くなるのです。
信用情報は各種料金の支払いを延滞・滞納すると傷が付きます。
信用情報の状況は自分で確認することができるため、不安な人はあらかじめ個人信用情報機関に問い合わせておくとスムーズに配偶者貸付の審査を進めることができます。
配偶者貸付が利用できない場合は「生活福祉資金貸付制度」を利用する
配偶者貸付を利用できない場合は、「生活福祉資金貸付制度」を利用しましょう。
生活福祉資金貸付制度とは低所得者や高齢者の生活を経済的に支えるためのもので、在宅福祉や社会参加を促進する目的があります。
経済的な援助が必要な世帯に対し、相応の資金を貸し付けているのです。
生活福祉資金貸付制度には3種類の資金内容があります。
総合支援資金 | 生活費全般や住居費用、生活再建のために必要な資金を貸付。 |
---|---|
福祉資金 | ケガや病気などで必要になった医療費や介護費、その他臨時で必要となった資金を貸付。 |
教育支援資金 | 子供の義務教育/高校/高専/大学などの学校に通うために必要な資金を貸付。 |
欲しい支援の形態によって種類も変わってくるため、一通り内容を確認しておくことをおすすめします。
配偶者貸付には在籍確認がないわけではない
基本的に、配偶者貸付には在籍確認があるわけではありません。
しかし信用情報に問題があったり、申込者の返済能力に不安を抱かれたりした場合、電話での連絡を受けることがあります。
返済能力に問題がないと見なされたときは、在籍確認の電話を受けることはありません。
そのため、在籍確認を受けるか否かは自分の返済能力次第なのです。
配偶者の勤務先に在籍確認の電話がいくことはない
配偶者貸付において在籍確認がないと断言することはできませんが、配偶者の勤務先に在籍確認の電話がいくことはありません。
申込者はあくまで専業主婦であるため、返済能力の確認である在籍確認の対象は申込者にあたります。
配偶者の返済能力は収入証明書によって証明されているため、配偶者の勤務先に在籍確認の電話がいくことはないのです。
配偶者貸付を利用するためには配偶者の同意を得ることから始める
配偶者貸付を利用するためには、まず配偶者の同意を得ることが大事になってきます。
収入のある配偶者の同意がなければ、配偶者貸付に申し込むこともできないからです。
配偶者貸付では、配偶者に内緒で申し込むことはできません。
そのため、配偶者貸付を利用しようと考えている場合は、第一段階として配偶者の同意を得るために行動しましょう。