みずほ銀行とソフトバンクの共同出資で誕生したジェイスコア。
既存の貸金業者とは異なるAIスコア・レンディングによる融資を行っています。
まだ知名度が低くAIと言われてもピンとこない人も多いのではないでしょうか。
ここでは、ジェイスコアが提供するAIスコア・レンディングのスコアについてわかりやすく解説していきますので、気になる人はぜひ最後までご覧になってみてください。
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目次
ジェイスコアのAIスコアの平均点は何点?
ジェイスコアのAIスコアを受けた人の平均点は公表されていません。
つまり、平均点を知ることは外部の人では知ることができないんです。
唯一言えることは、AIスコア・レンディングによる融資を得るためには、600点以上を獲得している必要があります。
仮に600点以下だからといって平均点に到達していないとは判断できず、むしろ融資を受ける権利を得られるということは、平均点以上の可能性があるでしょう。
また、AIスコアの平均点を知ったところで自身が受けてみないかぎりはどうしようもないので、他人の平均点について気にする必要はないでしょう。
なにしろAIスコアは現在のその人の評価だけでなく将来性も含めたもののため、質問する回答によって点数はある程度変えることができます。
言うなればAIがプラス評価に捉えるような回答をすれば、本来の自身の可能性以上の点数を表示させることができるということです。
AIスコアの採点はAIが行っている
ジェイスコアのAIスコアの採点は、本当にAIが行っています。
そもそもAIとは、現在は膨大なデータベースからディープラーニングを行っていて、適切な回答を行っているものです。
たとえば、人間のように完全に思考を持ったAIはまだ存在しないので、ジェイスコアのAIも同じように数多の情報から取捨選択していると予想できます。
したがって、AIの自己都合で融資の有無を決めているとまでは言えません。
AIなんて怪しいとかアテにならないといったことはなく、必要以上に身構えることはないでしょう。
あくまで既存の貸金業者の審査基準とは異なるユニークな方法を採用している程度に考えて問題ありません。
融資を受けるにはAI[スコア600点以上が必須!
ジェイスコアで融資を受けたい場合は、AIスコアで600点以上を得なければなりません。
600点以下の場合は、残念ながらAIスコア・レンディングの利用はあきらめましょう。
また、AIスコア・レンディングでは点数が上がれば上がるほど適用金利や借入可能額に大きく影響してきます。
少しでも低金利・高額融資を希望するのであれば、AIスコアの点数アップを考えるべきですし、努力しなければなりません。
それでは、AIスコアの点数をアップさせる方法はあるのでしょうか、調べてみました。
AIスコアの点数をアップさせる3つのコツとは?
ジェイスコアのAIスコアの点数をアップさせるためには、3つのコツがありました。
単に適当にAIの質問に回答するのではなく、事前に対策を値ったうえで回答するほうが有効的な点数アップを目指せます。
具体的には、以下の3つのコツをまずは試してみるべきです。
- 143 の追加質問に回答する
- 指定サービスと情報を連携する
- ハビットチェンジを活用する
それでは、上記で紹介した3つのコツについてもう少し詳しく解説していきます。
143 の追加質問に回答する
ジェイスコアでは、第一に個人情報に関する質問があります。
これは既存の貸金業者でも回答する年収や職業形態といったもので、一般的な質問内容になっています。
一方、追加質問として143の質問に回答することができます。
ジェイスコアのAIスコアでは、この追加質問に回答するほど点数アップがする仕組みです。
追加質問に回答しないかぎりは、正直のところ600点以上を目指すのは厳しいかもしれません。
AIスコアの追加質問では、以下のような特殊な質問があります。
質問の分類 | 質問例 |
---|---|
プロフィール | ・転職の有無 ・住宅の間取り ・出身大学 ・TOEICの点数 |
収支状況 | ・年収 ・家賃や光熱費等 ・遊行費 ・ローンの支払い |
金融利用状況 | ・支払い方法 ・ATM利用回数 ・保険の種類 ・クレジットカードの所有 |
性格 | ・趣味 ・スポーツ ・将来したい習い事 ・20問の性格診断 |
生活 | ・服の種類 ・ゲーム機 ・SNSの利用の有無 ・料理 |
上記の表ではあくまで一例ですが、追加質問は難しいものではありません。
おそらく普通に回答すれば30分もかからずに回答が完了するでしょう。
そこまで難しく考えずに正直に回答すれば大丈夫なので、ジェイスコアで融資を受けたい場合は早めに終わらせておくべきです。
指定サービスと情報を連携する
ジェイスコアでは、指定のサービスと情報を連携すればスコアアップになります。
情報を連携できるサービス内容は、以下のものです。
- みずほ銀行
- ソフトバンク/ワイモバイル
- Yahoo! JAPAN
たとえば、みずほ銀行の銀行口座を所有していれば情報を連携させておきましょう。
というのも、情報を連携すれば適用金利が0.1%下がるというメリットがあります。
仮に上記3つのサービスと情報を連携すれば、適用金利を最大0.3%下げられます。
AIスコアの点数アップだけでなく適用金利まで下げられるので、連携できるサービスを利用しているのであれば、連携しない理由はないでしょう。
ハビットチェンジを活用する
ハビットチェンジとは、ジェイスコア利用者の行動を習慣化させることを目的とした機能です。
このハビットチェンジでは、以下の4項目を習慣化させることが推奨されています。
- 運動習慣=GPSで日々の歩いた距離を記録
- 学習習慣=ビジネス書等を読む
- 睡眠習慣=日々の就寝時間と起床時間を記録
- 支出習慣=日々の支出を生活費と自己投資に区分
たとえば、ハビットチェンジではビジネス書の要約があり、数冊でも読書することでスコアアップにつながることがあります。
大きなスコアアップにはならないかもしれませんが、少しでも点数をアップしたいと考えている場合は、しておいて損をすることはないでしょう。
AIスコアに大きく反映する4つの質問に要注意!
ジェイスコアのAIスコアでは、特に大きく点数に反映する4つの質問があります。
具体的には、以下の質問項目に注意しなければなりません。
- 勤務形態
- 勤続年数
- 年収
- 他社借入額や借入件数
嘘の回答をするべきではないですが、上記の質問に回答するときは点数に大きく反映すると意識するようにしましょう。
それでは、上記の4つの項目について詳しく解説していきます。
勤務形態は公務員・正社員は有利
勤務形態は、公務員や正社員が有利です。
逆に、アルバイトやパートタイマーあるいは個人事業主・フリーランスは評価が低いです。
これは通常の貸金業者でも同じですが、安定した収入を得ているほうが返済能力が高いと判断されるためです。
どうしても公務員や正社員は原則的に安定した収入を得ているため、高評価を受けます。
しかし、だからといって公務員や正社員以外は融資ができないと明記しているわけではないので、あくまで評価に関わるものという風に捉えておきましょう。
勤続年数は長いほど評価されやすい
勤続年数は長ければ長いほど有利です。
というのも、頻繁に転職している人は現在の収入が今後も続くか不明です。
しかし、長年同じ仕事に就いている人は今後も続ける可能性があり、収入がアップしていくことも予想できます。
また、最低でも半年以上は同じ仕事を続けていなければマイナスです。
転職してすぐに融資を申し込むよりもある程度は仕事を続けてから申し込むほうが評価される可能性は高まります。
年収は同年代の平均以上が好ましい
年収は同年代の人の平均以上であれば好ましいと評価を受けます。
年収は高ければ高いほど有利に働きますが、あまりに現実離れした金額だと怪しまれます。
ジェイスコアはAIが評価するとはいえ、人の目でも確認している現実があります。
嘘の年収を入力すれば収入証明書類の提出を求められる可能性も高く、正直に自身の収入を記入するようにしなければなりません。
他社借入額・借入件数は多いと厳しくなる
通常の貸金業者の審査と同じように、他社借入額・借入件数は多いと不利です。
これは当たり前のことですが、他社で借入していれば返済に充てるお金が減るため、返済能力が低くなると判断されるためです。
それでは、他社借入額・借入件数の嘘をつけばと考えたかもしれませんが、信用情報機関に申込者の情報を照会するため、すぐにバレてしまいます。
すでに借入している場合は仕方ないので、正直に申告しましょう。
AIスコアは6つのランク付けがある!
ジェイスコアのAIスコアは点数に応じて6つのランクに位置づけられます。
スコアランク | リワードスコア |
---|---|
ダイヤモンド | 950〜1000 |
プラチナ | 900〜949 |
ゴールド | 800〜899 |
シルバー | 700〜799 |
ブロンズ | 600〜699 |
ピューター | 〜599 |
スコアランクに応じて特典を受けることができます。
AIスコアの点数が高ければ限度額や金利にも影響があり、少しでも点数をアップさせることを意識して回答するようにしたほうがメリットがあるでしょう。
ジェイスコアのAIスコアは意識すればスコアアップ可能!
今回説明してきましたようにジェイスコアのAIスコアは、ほんの少しだけでも意識すればスコアアップができます。
AIの質問してくる内容に回答するだけでなく、連携できるサービスと連携したりハビットチェンジを利用したり、対応するだけで点数を上げることは可能なんです。
しかし、結局のところ点数に大きく反映されるのは、通常の貸金業者と同じ質問内容。
年収や他社借入額といったものは、貸金業法の総量規制とも関係し、ジェイスコアでも同じ法律を遵守しています。
ジェイスコアは新しいユニークな審査基準ではありますが、最終的には他の貸金業者と同じようなものと考えられるのではないでしょうか。
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