消費者金融と銀行カードローンの違い!審査基準の違いを徹底解説

○×の札を出す女性2人

消費者金融と銀行カードローン、どちらを利用すべきか悩んでいるあなた。

消費者金融の方が手っ取り早く借りられそうだけど、銀行カードローンの方が金利が低いから安心…。

こんな悩みから、どちらの申し込めばいいか迷っていませんか?

このページでは消費者金融と銀行カードローンの違い、そして審査基準の違いなど解説していきます。

消費者金融=借りやすい、銀行カードローン=審査が厳しい

という思い込みでなく、審査基準と各スペックをしっかり比較してから、利用するカードローンを選ぶようにしましょう。

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消費者金融の方が本当に借りやすい?

結論からいえば、消費者金融の方が早く借りられる傾向にあります。

しかし消費者金融だからという理由で審査が甘いわけではありません。

消費者金融の中にも銀行カードローン並みに審査基準が厳しいところもあれば、銀行カードローンの中でも消費者金融並みに借りやすいところもあるのです。

一般的に消費者金融が借りやすいと言われるのは、消費者金融の方が金利が高いからです。

金利が高いぶん、顧客一人から得られる利益が増え、返済できなくなるリスクの高い顧客に融資を行っても、利益を得ることができます。

逆に銀行カードローンは金利が低い分、顧客一人当たりから得られる利益が少なく、確実に返済できる顧客にしか融資を行わないようにしているのです。

しかし2010年に貸金業法が改正されて以降、審査の甘いと言われた消費者金融でも、審査通過率は50%を切るまで基準が厳しくなりました。

逆に銀行カードローンは2016年時点で、消費者金融の貸付残高を上回るまでに市場を拡大しており、積極的に貸し付けを行っています。

こうしたデータから考えると、消費者金融は誰でも借りられるというのは昔の話で、今はどちらも審査基準に大きな差はないと考えていいでしょう。

借りやすいカードローンを利用したいのであれば、消費者金融か銀行で選ぶのではなく、金利が高く積極的に貸し付けを行っているカードローンを選ぶようにしましょう。

大手消費者金融と銀行カードローンの審査通過率を比較!

業者名 審査通過率 金利(年率) 無利息期間
アコム 50.2%(2017年5月時点) 3.0%~18.0% 最大30日間
プロミス 45.1%(2017年5月時点) 4.5%~17.8% 最大30日間
アイフル 42.0%(2017年5月時点) 4.5%~18.0% 最大30日間
ノーローン 19.1%(2017年3月時点) 4.9%~18.0% 一週間ごとに何度でも
レイク 36.3%(2017年3月時点) 4.5%~18.0% 最大180日間

上記の表は大手消費者金融3社と、新生銀行グループが公表している審査通過率です。

最も審査通過率の高いアコムでも50.2%と、約半数の人が審査に落ちていることが分かります。

また同じ消費者金融でもノーローンは19.1%しかなく、申込者の2割程度しか融資を受けることが出来ていません。

これは銀行カードローンであるレイクよりも、厳しい基準です。

しかしノーローンでは、完済するたびに1週間の無利息期間サービスを行っており、顧客一人から得られる利益はかなり少なくなっています。

その分、優良な顧客を選別して融資を行っているのです。

またレイクでは借入額5万円以内なら最大180日間の無利息期間サービスを行っているので、アコムやプロミスなどと比べて審査基準は厳しくなっています。

このようにカードローンの審査基準は、金利の高さだけでなく無利息期間など、他のサービスによっても左右されるのです。

大口融資なら銀行カードローンがおすすめ

大口融資を受けたいのであれば、銀行カードローンをおすすめします

消費者金融では貸金業法の定める総量規制によって、収入証明書の提出がない限り、限度額50万円以上の貸付が禁じられています。

しかし銀行カードローンには総量規制がないので、初めての利用者にもいきなり100万円以上融資を行っています。

そのため銀行カードローンの貸付残高は急増しており、今ではキャッシング業界の最大勢力となっているのです。

大手銀行の審査は消費者金融に丸投げ?

現在、三菱UFJ銀行や三井住友銀行など、大手の銀行では消費者金融をグループ子会社としています。

消費者金融として有名なアコムは三井住友銀行、SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)は三井住友銀行のグループ会社となっているのです。

これらの大手銀行では保証会社として、グループ会社の消費者金融を利用しています。また審査の殆どを保証会社に丸投げしているという噂もあります。

個人への無担保融資のノウハウは消費者金融の方が豊富なので、消費者金融に審査を任せた方が安全でスピーディだからです。

そのため銀行カードローンといっても審査基準は大手消費者金融と変わらず、重大な問題(延滞、債務整理、自己破産)がない限り、簡単に審査には通ります。

消費者金融の方が審査は早い?

大手銀行のカードローンでない限り、審査スピードは消費者金融の方が早いです。

アコム・アイフル・プロミス・SMBCモビットなどの大手消費者金融では、審査時間最短30分で即日融資を受けることができます。

※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。

三菱UFJ銀行のバンクイック・三井住友銀行・新生銀行カードローンのレイクでも最短30分の審査で即日融資を行っていますが、地方の銀行では審査には数日かかってしまうところも少なくありません。

銀行カードローンはまだキャッシングのノウハウが足りておらず、審査にはどうしても時間がかかってしまうのです。

そのため最速で融資を受けたいのであれば、消費者金融をおすすめします。

銀行カードローンでは在籍確認が絶対?

銀行カードローンでは絶対在籍確認が行われると考えていいでしょう。審査の最中に勤務先へ確認の電話がはいるので、言い訳を考えておいた方が安全です。

申し込み情報や信用情報に何の問題もなければ、在籍確認が省略されることもありますが、基本的に電話はかかってくるものと考えておきましょう。

一方消費者金融であれば、一部書類提出などで電話による在籍確認を回避できる業者もあります。

会社名を確認できる収入証明書や、会社が発行した健康保険証を提出することで、書面で在籍確認を終わらせることができるのです。

しかし消費者金融によって在籍確認の対応は異なるので、申し込み前に相談してみることをおすすめします。

在籍確認をなるべく回避したい方は、消費者金融へと申し込み前に相談しましょう。

信販系のカードローンは金利が低いけど審査は遅い

消費者金融や銀行カードローン以外にも、信販系のカードローンというのも存在します。

信販系会社とはクレジットカードや保証業務を行う会社で、国内ではJCBやオリックス・クレジットなどが有名です。

信販系のカードローンは消費者金融よりも金利は低いですが、審査に時間がかかるという欠点もあります。

ほとんどの信販系カードローンが、即日融資にも対応していません。

また基準金利自体も、銀行カードローンの方が低金利なので、あまり信販系カードローンをおすすめするポイントはないのです。

信販系のカードローンを新規に申し込むのであれば、手持ちのクレジットカードのキャッシング枠を利用した方が手っ取り早いでしょう。

事故情報がある方は中小消費者金融がおすすめ

これまでは基本的に大手消費者金融と銀行カードローンを紹介してきましたが、両者ともに信用情報に事故情報がある方は審査には通りません。

事故情報とは2カ月以上の延滞、債務整理、自己破産などをした記録のことです。信用情報に事故情報が残っていると基本的に審査には通りません。

しかし規模の小さい消費者金融であれば、事故情報にも柔軟に対応していることもあります。

そのため事故情報があって審査に通らないという方は、規模の小さい中小の消費者金融を利用してみるといいでしょう。

信用金庫・ろうきんの審査は通りやすい?

最近は銀行だけでなく、信用金庫やろうきんでもカードローンやキャッシングを行っています。

基本的に信用金庫やろうきんは保証会社を利用しているので、審査基準は保証会社によって大きく異なります。

しかし信用金庫の性質上リスクの高い融資は出来ないので、消費者金融並みの審査基準は諦めたほうがいいでしょう。

消費者金融は危険じゃない?

消費者金融にいい印象を持っていない人の中には、消費者金融を利用すると危ないという印象を抱いている方が多いです。

もちろん消費者金融は50万円程度の借り入れであれば年率18.0%と金利が高く、借りすぎてしまうと毎月の返済が苦しくなる危険はあります。

しかしお金を借りたら利息をつけて返済するのは当たり前の話で、数万円程度の借り入れであれば数%金利が高かったからといって、利息がどんどん増えていくこともありません。

必要最低限しか借りないように心がけていれば、消費者金融は決して危険ではありません。

また中には消費者金融と闇金を混同している方もいますが、それは大きな間違いです。

消費者金融は貸金業法に基づいて運営されている正規の金融機関です。

法定金利で融資を行い、法に基づいて取り立てを行うので、危険なことは一切ありません。

一方、闇金と呼ばれる違法業者は、絶対に返済できないような違法な金利で貸し付けを行い、法律を無視した取り立てて強引に財産を奪っていきます。

闇金に手を出してしまうと、本人だけでなく周囲にも迷惑が及ぶので、消費者金融とヤミ金を見極めるために、正しい知識を身に着けておきましょう。

消費者金融とヤミ金の見分け方

消費者金融とヤミ金を見極めるためには、貸金業協会に問い合わせてみるのが一番確実です。

正規の貸金業者であれば、必ず貸金業協会に加盟しているので、協会に確かめてみれば相手が正規の貸金業者か確かめることができます。

正規の消費者金融であれば、公式サイトに必ず貸金業登録番号が記載されているので、番号を調べることで簡単に正規の業者かどうか見極めることができます。

しかし中には正規の貸金業者の番号を、無断でサイトの掲載するヤミ金もあります。

そのため貸金業者からお金を借りる際には、ネットで口コミや評判を調べて、ヤミ金被害にあった人がいないか調べるようにしましょう。

その他以下の特徴に当てはまる業者は、闇金の可能性があるのでご注意ください。

  • テレビCMなどで聞いたことがない会社名
  • 連絡先が携帯電話の番号
  • 投げ込みチラシで宣伝している
  • 金利が年率表記でない※貸金業法で年率表記が義務付けられています

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は消費者金融と銀行カードローンの審査の違いにスポットを当て、それぞれの特徴を解説しました。

確実に審査に通りたいのであれば、キャッシング選びは大切です。

金利や限度額などの数字だけに惑わされるのではなく、審査に通るかどうかも考えて、あなたに合ったキャッシングを利用するようにしましょう。