キャッシングの過払い金とは?返還請求はどうすればいい?

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二人の弁護士のイメージ図

過払い金とは支払いすぎた利息のことを指し、返還請求することで支払いすぎた分の利息を返してもらうことができます。

キャッシング業界では、2010年に貸金業法が改正されて以来、今でも過払い金の返還請求が続いています。

今回はキャッシングの過払い金について、仕組みや過払い金が発生している人の条件など解説していきます。

特に2010年以前に消費者金融を利用していた方は、過払い金が発生している可能性が高いので必見です!

過払い金の仕組み

過払い金とは法定金利を超える違法な金利で貸付が行われた場合に発生します。

2010年以前のキャッシング業界では、違法だが罰則が規定されていないグレーゾーン金利で融資が行われていました。

しかし2010年に貸金業法が改正され、グレーゾーン金利での融資に罰則を制定され、過去に発生した過払い金も返還請求ができるようになりました。

過払い金は完済してから10年経てば時効が認められ、返還請求できなくなります。

2010年以前にキャッシング業者を利用していたという方は、過払い金が発生していないか一度確認することをおすすめします。

グレーゾーン金利とは?

グレーゾーン金利とは2010年以前に流行していた違法金利を指します。

当時のキャッシング業界では出資法と利息制限法、法定金利を定める法律が2つ存在していました。

出資法では法定金利の上限は29.2%とされており、違反した場合には厳しい刑事罰則が制定されていました。そのため正規の貸金業者はすべて出資法の上限金利は遵守していました。

一方、利息制限法では法定金利の上限は20%と定められていましたが、違反した場合でも刑事罰則は制定されていませんでした。そのため利息制限法を守らないキャッシング業者は多発したのです。

この出資法と利息制限法の間にある違法な金利がグレーゾーン金利です。

利息制限法を超える金利での借金は法的に無効にすることが出来ましたが、双方が納得した場合にはみなし弁済が認められ、無効にすることはできなくなっていました。

そのため多くのキャッシング業者はみなし弁済を主張し、違法な金利で貸し付けを行っていたのです。

その結果、2000年代の前半から後半にかけて、多重債務者が続出し破産者も増加しました。そこで政府は貸金業法の改正に合わせて、グレーゾーン金利を撤廃。そして貸金業法改正以前に発生していた過払い金についても、返還請求を認める流れとなりました。

過払い金の有無はどうやって分かる?

過去にキャッシング業者から年率20%を超える金利で融資を受けていたのであれば、過払い金が発生しています。

当時の記録が残っていないという方は、弁護士に相談してキャッシング業者に情報開示を請求しましょう。

キャッシング業者は顧客の情報を開示する義務があるため、当時の取引状況を正確に知ることができます。

過払い金の返還請求はどうすればいい?

過払い金の返還請求は、基本的に弁護士事務所に依頼しましょう。

キャッシング業者との交渉や、法的手続きを取らなければならないこともあるため、かなり法律に詳しくなければ自分一人で行うのは難しいです。

最近では過払い金について無料で相談できる弁護士事務所も多いため、過去の融資に心当たりのある方は一度相談してみるといいでしょう。

過払い金の返還請求はどれくらいかかるの?

過払い金が実際に返還されるまでには、早くても半年はかかると考えておきましょう。

キャッシング業者もなるべく過払い金は支払いたくないため、手続きを遅らせたり交渉を長引かせたりするからです。

また最後までキャッシング業者が返還しないと主張した場合、裁判で訴訟しなければなりません。そうなると1年以上かかることもあるので、覚悟はしておきましょう。

過払い金は全額返ってくるの?

一般的に過払い金の返還請求をした場合、返ってくるお金は6割~8割程度です。

全額返還してもらうには、裁判を起こすしかないのが現状です。

早く返して欲しいのであれば、全額返還は諦めるしかありません。

過払い金の発生の有無は、法律家でもかなり意見が分かれる問題です。担当する弁護士によって返ってくる金額も異なるので、焦って申し込むのではなく自分で調べてみるのも大切です。

弁護士の費用はどれくらいかかるの?

弁護士に支払う費用は、返還された過払い金の何割という形で決まります。

業者との交渉だけで早期に決着がついたのであれば、1割~2割程度。裁判にまで発展したのであればそれ以上費用がかかってしまいます。

しかし確実に赤字になることはないので、安心して依頼しましょう。

ただし返還される金額があまりにも少なすぎる場合、依頼が断られてしまうケースもあります。

返済中の過払い金請求には注意

現在返済中の方で過払い金の返還請求しようと考えている方は要注意です。

返済中に過払い金請求をした場合、契約通りに返済されなかったとして、信用情報に記録が残ってしまうからです。

事故情報として扱われるため、いわゆるブラック状態になってしまいます。

信用情報に事故情報があると、今後ローンの審査に通りづらくなってしまうので気をつけましょう。

あともう少しで完済できるのであれば、完済してから過払い金を請求することをおすすめします。

完済したあとであれば過払い金請求をしても、信用情報に記録が残ることはありません。

まとめ

キャッシングの過払い金は、本来支払わなくてもよかったお金です。発生している恐れがある方は必ず返還してもらいましょう。

過払い金の有無は弁護士事務所に相談すれば簡単に調べてもらえるので、まずは無料相談所に相談してみることをおすすめします。