オリックス銀行カードローンは、保証会社を2社利用していることなどから、銀行カードローンの中では審査に通る確率が比較的高いサービスです。
しかし、実際に申し込んでから融資されるまでにはどのくらいかかるのでしょうか?
「今すぐお金が欲しい」
「できる限り早く借入をする方法が知りたい。」
このように、銀行カードローンの利用を考えている人の中には、早くお金を受け取りたいという方がほとんどでしょう。
結論から言えば、オリックス銀行カードローンは即日融資に対応していません。
ですが、できる限り早く借り入れる方法はあります。
そこで今回は、オリックス銀行カードローンが即日融資に対応していない理由から、審査の流れ、そしてできる限り早く融資を受ける方法までご紹介していきます。
※本ページにはPRが含まれます。
目次
オリックス銀行カードローンは即日融資できない
オリックス銀行カードローンは即日融資を行なっていません。
そもそも、オリックス銀行だけでなく、全国の銀行で即日融資が行われていません。
それは、銀行カードローンの審査はどうしても時間がかかるからです。
通常、銀行カードローンの審査はまず保証会社で行われ、その後申込者情報が警視庁へ送られ、最後に銀行が最終審査を行なって申込者に融資するかどうかを判断します。
このように、銀行カードローンは消費者金融とは異なり、自社だけで審査を完結することはなく、保証会社と警視庁を通して審査を行います。
特に、オリックス銀行カードローンは保証会社が2社あるので、場合によっては他社銀行カードローンよりも審査が長くなることがあります。
そのため、オリックス銀行カードローンは即日融資できない上に、審査結果が届くまでに最短でも1週間ほどかかると考えられます。
オリックス銀行カードローンの審査時間はどれくらい?最短で融資を受けるには?
銀行カードローンは即日融資が不可能になった
過去には、銀行カードローンも即日融資に対応していたことがありましたが、2018年からは銀行カードローンの即日融資が全面的に不可能となりました。
即日融資が規制された背景には以下のような原因があります。
- 暴力団関係者への融資
- 総量規制の対象外
2013年に某メガバンクが暴力団関係者へ融資していたことが発覚し、週刊誌などで報じられました。
その流れを受けて2018年1月から、銀行は申込者に対して反社会勢力の照会を警視庁のデータベースで行うようになりました。
しかし、警視庁のデータベースによる反社会勢力の照会を行なって回答を得られるまでには、最短で翌営業日、遅ければ2週間かかってしまいます。
その結果、2018年からは銀行カードローンの即日融資が不可能となりました。
また、銀行が総量規制の対象外というのも即日融資ができなくなった原因の一つです。
総量規制とは、主に消費者金融に適用されている法律で、債務者は年収の1/3を超える借入ができないと決まっています。
銀行カードローンはその総量規制の対象外なので、年収の1/3を超える融資を個人に行うことができます。
しかし、銀行は審査の体制が整っていないことから、カードローン利用者が明らかに返済できないほどの貸付を行うことがたびたびあり、銀行カードローン利用者の自己破産率が高いという問題がありました。
そのことを危惧した金融庁は、銀行側に審査を念入りに行うように指導し、実質的に即日融資を禁止にしました。
これら2つの理由から、2018年ごろから銀行カードローンは即日融資が不可能となりました。
保証会社の審査もあるから時間がかかる
銀行はカードローンの審査の大部分を保証会社に任せています。
保証会社の審査そのものに時間はかからないのですが、保証会社の審査のあとに銀行が最終的な本審査を行うので、2重の審査によってどうしても時間がかかってしまいます。
中には保証会社を2社以上利用している銀行もあり、保証会社Aの審査に落ちしまったら、次に保証会社Bが審査を行うといった具合に審査が何重にも行われてしまいます。
オリックス銀行カードローンはその一例です。
そのため、基本的に保証会社を利用している銀行カードローンは審査が遅く、即日融資を行うのが難しいという現状があります。
最短でも1週間程度はかかる
オリックス銀行カードローンの審査は最短でも1週間程度はかかると考えておきましょう。
その理由は上記で説明した通り、反社会勢力の照会や金融庁からの指導、保証会社の利用といったものがあります。
中には最短で2営業日や3営業日としてカードローンを提供している銀行もありますが、審査は厳しく行われるので、審査の中で少しでも不安要素があれば最短で融資を受けるのは難しいと思われます。
これはオリックス銀行カードローンも同様です。
さらに、銀行は基本的に土日祝日は審査を行なっていないので、特に週末に申し込んだ場合は週明けから審査が行われます。
そのため、オリックス銀行カードローンを申し込んで、実際に借入ができるまでに1週間程度かかると考えておきましょう。
オリックス銀行カードローン審査の流れ
オリックス銀行カードローンの審査は以下の流れで行われます。
- 申し込み
- 仮審査
- 在籍確認
- 必要書類のアップロード
- 契約完了
オリックス銀行カードローンでは、まず仮審査でその人の信用情報や収入状況を見て返済能力があるのかが確認されます。
その後、本審査では収入や勤務先などの申し込み情報に誤りがないかの確認作業が行われます。
つまり、仮審査で貸せるかどうかを判断し、その段階で貸せると判断された人は本審査で申し込み情報の整合性が確認されます。
ここからは、それぞれの流れをくわしく解説していきます。
1.申し込み
まずは公式サイトから申し込みをしましょう。
オリックス銀行カードローンの申し込み方法はWEB申し込みのみで、パソコンやスマホで24時間365日申し込みが可能です。
申し込み後、メールアドレス確認用のメールが届きます。
そのメールに記載されてあるURLをクリックして受信確認を行えば、仮審査の結果がメールで届きます。
もし、受信確認をしなかった場合は書面で審査結果が届くので、書類がかさばるのが嫌だという方は必ずメールの受信確認を行いましょう。
2.仮審査
仮審査はオリックス銀行とオリックス銀行の保証会社である「オリックス・クレジット」「申請フィナンシャル」が行います。
仮審査では、申し込みフォームに入力した情報をもとに、コンピューターで返済能力があるかどうかを、申し込み者の年収や勤務先、年齢などからスコアリング(点数化)します。
点数が基準を満たさなかった場合は、この時点で審査に落とされてしまいます。
3.在籍確認・本人確認
仮審査に通過したら、在籍確認・本人確認が行われます。
在籍確認は、その人が本当にその職場で働いているかどうかを確認するものなので、特に電話口で聞かれることはありません。
もし、電話がかかってきたときにその場にいなくても、電話対応した同僚が、今申込者本人が席を外していることを伝えればそれで在籍確認は完了します。
在籍の確認が取れたら、次は申込者の本人確認と申し込み内容の確認のために、申し込み者へ電話がかかってきます。
なお、原則在籍確認を免除することはできません。
4.必要書類のアップロード
在籍確認と本人確認が取れたら、必要書類をアップロード(WEB提出)します。
オリックス銀行カードローンの申し込みで必要な書類は以下の通りです。
- 本人確認書類
- 運転免許証
- 健康保険証
- 個人番号カード
- パスポート
- 在留カード、特別永住者証明書
所得証明書類
- 源泉徴収票
- 住民税決定通知書
- 課税証明書
- 納税証明書
- 確定申告書
ここまでの手続きが完了したら、申し込み情報から信用情報、収入状況、他社借入状況を加味して、オリックス銀行カードローンの担当者が最終判断を下します。
5.契約完了
必要書類提出後に担当者の最終審査に通過すれば契約完了です。
ローンカードが発行されて手元に届いたら、その日から借入が可能となります。
ただし、ローンカードは在籍確認が終了した段階で発行されて郵送されるので、必要書類の提出や最終審査が終わる前にカードが届くことがあります。
契約が完了していない時点でカードが届いてもまだ利用できないので、契約完了の通知を待ちましょう。
契約完了の連絡ははじめに受信確認を行なったメールアドレス宛に届きます。
オリックス銀行カードローンの審査を最短で終わらせる方法
オリックス銀行カードローンの審査を最短で終わらせる方法は以下のとおりです。
- 借入限度額を低めに設定する
- 必要書類をあらかじめ用意する
- 在籍確認・本人確認はすぐに対応できるようにする
オリックス銀行カードローンは審査に時間がかかることが予想されるので、できる限り早く融資を受けたい人はその対策をしておく必要があります。
ここからは、それぞれの対策について解説していきます。
借入限度額を低めに設定する
借入限度額を低めに設定すると、審査を早めることができます。
申し込み時の希望借入限度額が高いと「本当にこの金額を返済できるのか?」を厳しく見られるので、審査が遅れる原因になります。
そのため、低い金額の借入は銀行にとってもリスクが低く、スムーズな審査を期待できます。
必要書類をあらかじめ用意する
審査をスムーズに進めるためにも必要書類はあらかじめ用意しておきましょう。
在籍確認が行われたら、すぐに必要書類の提出を求められます。
必要書類には準備に時間がかかるものがありますし、適当なものを提出をして不備が見つかったら、再提出が必要になります。
そのため、提出する書類は前もって準備をしておき、いつ求められてもすぐに提出できるようにしておくのが最短で審査を終わらせるポイントです。
在籍確認・本人確認にはすぐ対応できるようにする
在籍確認・本人確認にはすぐに対応できるようにしておきましょう。
仮審査が終わったらすぐに在籍確認・本人確認が行われます。
仮審査は早ければその日に終わるので、場合によっては在籍確認・本人確認が申し込み初日に行われることが考えられます。
そのため、申し込みする段階からいつでも対応できるようにしたり、あらかじめ在籍確認が来ることを信頼できる同僚に話しておくと、スムーズに審査を進めることができます。
カード到着後は即日融資が可能に!
カードが到着したらその日から借入ができます。
借入を急いでいる方は、オリックス銀行カードローンの借入方法をあらかじめ把握しておき、カードが届いてからすぐにお金を受け取れるようにしましょう。
ここからは、2種類の借入方法について紹介していきます。
銀行振込
カードが到着する以前でも、契約が完了すれば銀行振込での融資が受けられます。
振込依頼は会員サイトの「メンバーズナビ」からか、電話から行えます。
振込が行われる時間は以下の通りです。
金融機関 | 曜日 | 受付時間 | 振込実施時間 |
---|---|---|---|
ジャパンネット銀行 | 平日 | 0:10〜23:50 | 即時 |
土・日・祝日 | |||
その他銀行 | 平日 | 0:10〜8:40 | 即日9:00〜10:00 |
8:40〜15:00 | 即日 | ||
15:00〜23:50 | 翌営業日9:00〜10:00 | ||
土・日・祝日 | 0:10〜23:50 | 翌営業日9:00〜10:00 |
このように、ジャパンネット銀行であればいつでも即時に振り込まれるので、ジャパンネット銀行の口座を持っている方は振込での借入をおすすめします。
提携ATMからの借入
オリックス銀行カードローンでは、提携ATMからの借入ができます。
提携ATMには以下のものがあります。
銀行
- 三菱UFJ銀行ATM
- 三井住友銀行ATM
- 西日本シティ銀行ATM
- ゆうちょ銀行ATM
コンビニなど
- セブン銀行ATM
- ローソン銀行ATM
- イーネット(ファミリーマートなど)
- イオン銀行ATM
基本的にはそれぞれの提携ATMが利用できる時間であれば24時間借入ができます。
ただし、ATMでの借入にはカードが必要なので、出先でカードが忘れた場合にはATMで借入することができません。
そのため、カードがないときでも即時に銀行振込ができるよう、ジャパンネット銀行の口座を持っておくことをおすすめします。
即日融資が必要なら大手消費者金融がおすすめ
借入を急いでいるなら、即日融資ができる大手消費者金融がおすすめです。
大手消費者金融は銀行カードローンとは異なり、審査を自社で行いますし、警視庁への反社会勢力の照会などを行なっていないので、早ければ申し込んだその日に融資が受けられます。
中でもおすすめの大手消費者金融は以下の2社です。
- プロミス
- アコム
どうしても早くお金が欲しい人は検討してみましょう。
プロミス
プロミスは即日融資に対応している大手消費者金融の一つです。
借入限度額は1万円〜500万円で、金利は年4.5%〜17.8%と大手消費者金融の中でも金利が低いことが特徴です。
プロミスのメリット・デメリット!他社と比較した強みを徹底解説
アコム
アコムも即日融資に対応している大手消費さ金融の一つです。
借入限度額は1万円〜800万円で、金利は年3.0%18.0%となっています。
アコムは借入が可能かどうかを簡易的に診断する「3秒診断」ができることが特徴です。