金融機関がこぞって販売するローン商品であるフリーローンとカードローン。
この二つの違いを説明できる人は少ないのではないでしょうか?
このページではフリーローンとカードローンの違いを10項目にわたって解説しています。
並びにフリーローンとカードローン、どちらを利用すべきかの提案をケース別におこなっています。
フリーローンとカードローンの区別がつかない人、もしくはフリーローンとカードローンの利用を検討している人は必見の内容です!
※本ページにはPRが含まれます。
目次
フリーローンとカードローンの10の違い
まず、フリーローンとカードローンにおける10の違いを解説します。
フリーローンとカードローンの違いは
- 借り入れ件数の違い
- 金利の違い
- 2回目以降の融資スピードの違い
- お金の管理方法の違い
- 周囲にばれるリスクの違い
- 審査時間の違い
- 上限金額の違い
- 繰り上げ返済手数料の違い
- 事務手数料の違い
- 年収制限の違い
以上の10点です。
ここからは、フリーローンとカードローンの違いを一つずつ解説していきます。
借り入れ件数が違う
フリーローンとカードローンとでは借り入れ件数に大きな違いが生まれます。
カードローンは限度額の範疇であれば何度でも借り入れを受けることができます。
しかしフリーローンでは申請した金額を1回に限って借り入れることになります。
複数回借り入れられるカードローンに対し、1度しか借りられないフリーローン。
借り入れ件数こそがまず一つ目の大きな違いです。
金利が違う
フリーローンとカードローンとでは金利も違います。
一般的にはカードローンよりもフリーローンの方が、金利が低めに設定されています。
しかしこれは一般論であり、金利は銀行によって変わってきます。
カードローンの種類にもよりますが、カードローンの最低金利の方がフリーローンの金利より低めに設定されていることがあるため、必ずしもフリーローンの方が安いとは言い切れないのです。
そのため、あらかじめ銀行や消費者金融の金利を確認しておく必要があるのです。
2回目以降の融資スピードが違う
フリーローンとカードローンとでは2回目以降の融資スピードが変わってきます。
カードローンの場合、限度額の範囲内であれば2回目以降の融資もスムーズに進めることができます。
借り入れ限度額にまだ余裕があるのであれば、その範囲内で何度でも借り入れを受けることが可能なのです。
対してフリーローンでは、一度利用したらまた審査を受けなくてはなりません。
そのため、フリーローンの審査にかかる時間を考えると、2回目以降の融資スピードを比較するとカードローンの方が断然早いといえるのです。
お金の管理方法が違う
フリーローンとカードローンとでは、お金の管理方法が違います。
カードローンは限度額の範囲の中で借り入れと返済を繰り返すため、お金の管理が難しい傾向にあります。
カードローンは使いすぎてしまうと翌月以降の返済額が変動するのです。
しかしフリーローンであれば、一度お金を借り入れてしまえば毎月決まった金額を返済し続けるだけです。
そのため、フリーローンの方がカードローンよりもお金の管理が簡単であるといえるのです。
周囲にばれるリスクが違う
フリーローンとカードローンとでは、周囲にばれるリスクも違います。
カードローンの方が融資を受けていることがばれにくい傾向にあるのです。
カードローンでは郵便物の差出人名を工夫したり、コンビニATMからも返済できたりするため、周囲にばれにくくなっています。
しかしフリーローンの場合は基本的に銀行が運営しています。
そのため、郵便物の差出人名は銀行名のままとなっています。
そのため、銀行の名前によっては周囲に借り入れを受けていることがばれる可能性があるのです。
審査時間が違う
フリーローンとカードローンとでは、審査時間も違います。
審査時間に関して言えばカードローンの方が短い審査時間となっています。
フリーローンはカードローンより返済能力が慎重に審査されるため、審査に時間がかかるのです。
複数社から借り入れを受けていたり、審査時に属性情報が引っかかったりするとカードローンの審査でも時間がかかることがあります。
何もなければ審査時間が短いのはカードローンです。
しかし審査時間は審査を受ける人の状況によって変わってくるため、一概にいえないことも確かなのです。
上限金額が違う
フリーローンとカードローンとでは、上限金額も違います。
フリーローンでは、初回の借入時に一括で融資を受けます。
そのため、借入時の上限金額がカードローンと比べて高めに設定されているのです。
そのため、多めに融資を受けたい人はフリーローンの方が適しているのです。
自動車の購入や教育資金を確保したいという人にはフリーローンがおすすめです。
繰り上げ返済手数料が違う
フリーローンとカードローンとでは繰り上げ返済手数料も違います。
カードローンでは、普段より多めに返済できるときには特に手数料を支払うことなく返済することができます。
それに対してフリーローンのでは、返済の際に繰り上げ返済手数料がかかる傾向にあります。
フリーローンでも必ず繰り上げ返済手数料が発生するわけではなく、銀行によっては繰り上げ返済手数料が無料であることもあります。
フリーローンを利用前には、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
事務手数料が違う
フリーローンとカードローンとでは事務手数料も変わってきます。
カードローンの場合、事務手数料がかかることはありません。
しかしフリーローンの場合、契約を結ぶ際に事務手数料がかかることがあります。
事務手数料に関しては公式ホームページに掲載されているため、事前に確認しておくことをおすすめします。
年収制限が違う
フリーローンとカードローンとでは年収制限も違います。
カードローンの場合、安定した収入と勤続年数に問題がなければ審査に通過できる傾向にあります。
しかしフリーローンの審査の場合、銀行によって年収制限を設けていることが多くなっています。
年収制限に関する条件は各金融機関のホームページ上で確認することができます。
そのため、フリーローンを利用する場合にはあらかじめ年収制限を確認しておく必要があるのです。
フリーローンからの借り入れが向いている人の特徴
ここからは、フリーローンからの借り入れが向いている人の特徴を解説します。
フリーローンからの借り入れをおすすめする人は、「お金の借りすぎに不安を感じていて、低金利でお金を借りたい人」です。
以上の特徴にあてはまる場合、カードローンではなくフリーローンからの借り入れを受けることをおすすめします。
お金の借りすぎに不安を感じている
お金の借りすぎに不安を感じている場合、カードローンではなくフリーローンから借り入れを受けることをおすすめします。
一番の大きな理由は、フリーローンの借入回数が1度だけであるということです。
カードローンの場合、最初に決めた限度額の範疇であれば何度でも借り入れを受けることができます。
そのため、限度額以上を借り入れることはないものの、必要以上にお金を借りてしまう可能性があるのです。
しかしフリーローンでは借入回数が1回のみであるため、それ以上借り入れを受けることがありません。
追加融資を手軽に受けられないことは不満要素となりえますが、お金の借りすぎに懸念を抱いている人にはぜひおすすめしたいのがフリーローンです。
低金利でお金を借りたい
低金利でお金を借りたい場合はカードローンではなくフリーローンから借り入れを受けることをおすすめします。
フリーローンはカードローンよりも金利が低めに設定されている傾向があり、利息を含めた借入総額が抑えられる可能性が高いのです。
フリーローンやカードローンでは、金利が低ければ低いほど借入総額を抑えることができます。
そのため、完済するまでの返済金額をできるだけ抑えたい人は、銀行が展開している低金利なフリーローンを利用することをおすすめします。
カードローンからの借り入れが向いている人の特徴
ここからはフリーローンではなくカードローンからの借り入れが向いている人の特徴を解説します。
フリーローンではなくカードローンからの借り入れが向いている人の特徴は「いち早く審査を受け、審査に通過する確率を少しでも高めたい人」です。
以上の特徴にあてはまる人には、フリーローンではなくカードローンからの借り入れを受けることをおすすめします。
いち早く融資を受けたい
いちはやく融資を受けたい場合には、フリーローンではなくカードローンから借り入れを受けることをおすすめします。
数あるカードローンの中でも、消費者金融系カードローンを選択することが好ましいです。
銀行系カードローンでは即日融資を受け付けていませんが、消費者金融系カードローンであれば即日融資が可能です。
そのため。いち早く融資を受けたい場合には即日融資が可能な消費者金融系カードローンを利用することをおすすめします。
スピーディーな審査を受けたい人はプロミスがおすすめ
スピーディーな審査を受けたい場合にはプロミスがおすすめです。
大手消費者金融であるプロミスは、審査速度や融資までのスピード向上に力を注いでいるカードローン会社です。
審査時間の最短は30分、融資までは最短1時間で完了するという迅速さが大きな売りとなっています。
いち早く融資を受けたい場合にはプロミスを利用することをおすすめします。
→プロミスのメリット・デメリット!他社と比較した強みを徹底解説
審査に通る可能性を高めたい人は大手消費者金融のカードローンに申し込もう
少しでも審査に通過する可能性を高めたい人は、消費者金融系カードローンに申し込むことをおすすめします。
一般的に、銀行系カードローンよりも消費者金融系カードローンの方が審査が甘いといわれているためです。
審査の厳しさは金利の低さによって決まるといわれています。
銀行系カードローンは金利が低めに設定されているため、審査が比較的厳しい傾向にあるのです。
しかし消費者金融系カードローンの金利は銀行系カードローンと比較すると高めに設定されています。
審査があまくなるわけではありませんが 、銀行系カードローンと比べて審査に通過しやすいのは確かです。
そのため、少しでも審査に通過する確率を上げたい場合には消費者金融系カードローンの審査を受けることをおすすめします。
審査に通過する確率を高めたいならアコムがおすすめ
審査に通過する確率を高めたいのであれば、大手消費者金融系カードローンであるアコムを利用することをおすすめします。
「はじめてのアコム」というキャッチフレーズから読み取れるように、1社目に利用する消費者金融として人気ですが、大手消費者金融の中でも成約率が非常に高いのです。
審査に通過することを保証できるものではありませんが、年収面で不安がある場合は消費者金融系カードローンであるアコムに申し込むことをおすすめします。
→アコムのメリット・デメリット!他社と比較した特徴を徹底解説
【ケース別】フリーローンとカードローン、どっちがお得に借りられるの?
ここからは、フリーローンとカードローン、どちらがお得に借りられるのかをケース別に解説します。
状況によってどちらを借りるべきかが変わってくるため、自分の状況にあてはまるケースを確認し、どちらを利用するかを決めましょう。
高額な借り入れを希望している場合はフリーローンがお得
高額な借り入れを希望している場合、カードローンよりもフリーローンを利用する方がお得になります。
フリーローンは借入回数が一回に絞られているぶん、一度に借りられる金額がカードローンよりも大きくなる傾向にあります。
そのため、高額な借り入れを希望する場合はフリーローンを利用することをおすすめします。
金利を抑えたい場合はフリーローンがお得
金利を抑えたい場合はフリーローンがお得となります。
先述した通り、フリーローンの方がカードローンよりも金利が低い傾向にあります。
そのため、金利を低くしてお金を借りたい人にはフリーローンがもってこいなのです。
しかし金利の低さは審査の厳しさに直結するため、審査の難易度と金利の低さの兼ね合いを見ていくことが重要となります。
フリーローンとカードローンは全然違うもの
フリーローンとカードローン、両者は似ているようでまったく違う金融商品です。
利用する目的や規模によってどちらを利用すれば良いかが変わってきます。
そのため、フリーローンとカードローンの違いをしっかり意識し、利用していくことが重要となるのです。