島根銀行カードローンのメリット・デメリット!他社と比較した特徴を徹底解説

島根銀行カードローン

島根銀行では、限度額や申込条件が異なる11種類のカードローン商品を展開しています。

島根銀行との取引状況に応じて金利優遇を受けられるローンや、厳しい申込条件ながら最大限度額500万円までのローンもあります。

今回はWeb完結で契約可能な「ウェブ de Can カードローン」の特徴を紹介しながら、島根銀行カードローン全体のメリット・デメリットを徹底解説します。

※本ページにはPRが含まれます。

島根銀行カードローン詳細情報(スペック表)

島根銀行カードローンは11種類のラインナップ、申込条件や限度額設定に差を設けながら幅広い顧客層の取り込みを意識しています。

ここでは、Web完結申込みが可能な「ウェブ de Can カードローン」のスペックを紹介します。

申し込み条件 島根県・鳥取県に住所又は勤務地がある人、島根銀行の口座を保有している人、20歳以上65歳以下の人、本人又は配偶者に安定収入がある人
必要書類 本人確認資料・契約額50万円超の場合は所得確認資料
審査時間 最短翌営業日に結果回答、契約後カード到着まで約1週間
利用用途 自由(事業資金を除く)
契約期間 1年(70歳まで自動更新)
限度額 30万円・50万円・100万円・150万円・200万円・300万円の6種類
保証会社 (株)オリエントコーポレーション

島根銀行カードローンのメリット

  • Web完結により来店せずに契約できる
  • 適用予定の金利が明確化されている
  • 専業主婦も申し込める

Web完結により来店せずに契約できる

「ウェブde Canカードローン」は、申し込みから契約までパソコン・スマホで完結できる「Web完結」システムが採用されています。

平日日中に島根銀行の窓口を訪れなくてもよいこと、紙の契約書が残らない(スクリーンショット等、データでの契約書保管は可能)ので、手軽にお金を借りられるのが魅力です。

島根銀行の口座を持っていない人でも、ネット経由で「しまぎんインターネット普通預金」の口座開設が可能で、キャッシュカード(口座番号)が届き次第カードローンを申し込むことができます。

適用予定の金利が明確化されている

一部カードローンでは金利の上限・下限のみを広告し、具体的な金利設定は銀行・業者に一任とされていて、どの金利で借りられるのか不透明なケースがあります。

反面、「ウェブde Canカードローン」では、年14.5%・11.5%・8.0%・6.0%・4.0%の5パターンの金利が明らかにされています。

保証会社の審査で最終的な金利が決まることには変わりありませんが、申し込み前に返済計画が立てやすいのがメリットです。

確実に低金利で借りたい人には、携帯電話料金や公共料金を島根銀行の口座からの自動引き落としで3か月以上支払った上で、金利年6.20%~8.20%の「スーパーパックカードローン(公パック)」も用意されています。

契約時に島根銀行の窓口へ行く必要があること、最大限度額が100万円と低めの設定というデメリットが伴います。

銀行での取引実績が審査に反映されやすいとはいえ、金利が低くなるほど審査が厳しくなることを考慮しながら検討するとよいでしょう。

専業主婦も申し込める

2010年に貸金業法の総量規制が開始されて以降、本人の収入がゼロである専業主婦は消費者金融からお金を借りられなくなりました。

配偶者(夫)の所得を審査した上で専業主婦に融資する「配偶者貸付」制度もありますが、提供する業者が少ないのが現状です。

「ウェブde Canカードローン」の場合は、配偶者に継続した安定収入があれば申込可能とされていて、専業主婦の資金ニーズに応える姿勢が示されています。

島根銀行カードローンのデメリット

  • 最低限度額は30万円で、少額融資のニーズに対応していない
  • 毎年3月と9月に利用残高が郵送されることで、家族に借金がバレるリスクがある
  • パート・アルバイトの契約可能額が30万円に限定される

最低限度額は30万円で、少額融資のニーズに対応していない

「ウェブ de Can カードローン」の最低限度額は30万円で、それ以下の少額与信には対応していません。

少額与信に対応しないもう1つのデメリットとして、他社借入残高がある人が審査に落ちる可能性が高いことがあげられます。

他社から既に年収の3分の1に近い金額を借りている等、審査の結果30万円の限度額を提示できない場合、他のカードローンでは限度額を引き下げた契約が提案され、少額でもお金を借りられるケースもあります。

しかし「ウェブ de Can カードローン」では、30万円未満の与信を行わない方針のため、審査に落ちてしまいます。

10万円でもいいから借りたいという人は、最低限度額の設定が低い業者を選択するのが賢明です。島根銀行にも、10万円から借りられる「しまぎんカードローン」「新型カードローン」等の商品があります。

毎年3月と9月に利用残高が郵送されることで、家族に借金がバレるリスクがある

毎年3月・9月に発行される利用残高明細は、普通郵便で郵送されます。

契約者本人がリクエストしても、ローンカードや暗証番号通知のように本人限定郵便(書留)のオプションは付きません。郵送物を通じた定期的な住所確認を目的とした明細発送という一面もあることから、勤務先への発送や局留めでの発送にも対応していません。

郵送物の外見にはカードローンと書かれていませんが、家族が手紙を開封した結果カードローンの利用が発覚するケースが少なくないようです。家族に内緒で借金を考えている人には、郵送物がないカードローンの選択をおすすめします。

パート・アルバイトの契約可能額が30万円に限定される

「ウェブ de Can カードローン」はパート・アルバイトの人も申し込めますが、限度額30万円でしか申し込むことができません。

正社員より年収が高い場合や無期雇用契約の場合でも、同じ基準が適用されます。

申込時に行われる勤務先への在籍確認の電話では、雇用形態に関する質問が行われないので、契約社員や正社員として申し込んでも大丈夫だろうと考える向きもあるでしょう。

しかし、源泉徴収票に「パート・アルバイト」等と記載されるケースがあり、銀行から年収証明書類の提出を求められた時に嘘だと発覚しやすい部分です。

契約後に虚偽申込が発覚した場合は、カードローンの強制解約や残債の一括弁済というペナルティーが想定されるので、事実に基づいて申し込むようにしましょう。

島根銀行カードローンの審査基準は他社より甘い?

「ウェブ de Can カードローン」の保証を担当する(株)オリエントコーポレーション(オリコ)では、スマートフォン等の割賦契約からクレジットカード、カーリースまで多種多様な審査ノウハウを持ち合わせています。

具体的な審査基準は公表されていませんが、申込時に申告した年収や勤続年数をもとに、個人信用情報を参照して他社カードローン・クレジット(割賦)契約の利用状況を調査した上で、限度額や適用金利を決定していると考えられます。

返済能力を判断する材料として「新型カードローン」の申込条件に設定されている、年収と他社を含めた年間返済額の比率(返済比率)が用いられている可能性もあります。

前年度年収 返済比率
400万円未満 20%以内
400万円以上500万円未満 25%以内
500万円以上1,000万円未満 30%以内
1,000万円以上 35%以内

上記の表にあてはめると、年収300万円の人では他社分を含め60万円までが借入上限額です。「ウェブ de Can カードローン」に限らず、島根銀行でカードローンを申し込む際は、他社利用額への注意が必要だといえます。

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島根銀行カードローンの金利は他社より高い?

島根銀行では「ウェブ de Canカードローン」の他にも、年収や勤続年数など複数の申込条件をクリアすることで申し込める、最大限度額500万円の「プレミアムゴールドカードローン」が用意されています。

「スーパーパックカードローン」は最大限度額100万円までですが、住宅ローンの利用・勤務先からの給与振込・公共料金の口座引き落としのどれか1つの利用で金利が優遇されます。カードローン商品別に金利をまとめてみました。

商品名 金利
ウェブ de Canカードローン 年4.0%~年14.5%
スーパーパックカードローン 年6.2%~8.2%
プレミアムゴールドカードローン 年7.05%・年9.05%・年11.05%の3パターン

メガバンク・大手消費者金融1社ずつと、島根県・鳥取県の地方銀行・信用金庫カードローンの金利もチェックしてみましょう。

商品名 金利
山陰合同銀行カードローン 年3.8%~年14.5%
しまね信用金庫「きゃっする500」 年4.5%~年14.5%
鳥取銀行カードローン 年3.8%~年14.5%
中国銀行「コ・レ・カ」 年4.8%~年14.5%
鳥取信用金庫「マイポケット」 年14.6%
倉吉信用金庫「願助くん」 年12.8%
みずほ銀行カードローン 年2.0%~年14.0%
プロミス 年4.5%~年17.8%

「ウェブ de Can カードローン」の金利は消費者金融より安く、島根・鳥取地区の地銀カードローンと同等だとわかります。

審査結果によっては「プレミアムゴールドカードローン」より低金利で借りられるチャンスもありそうです。

島根銀行カードローンの利息一覧

「ウェブ de Canカードローン」でお金を借りた時の、30日間分の利息を金利別に計算してみました。

1年は365日として考え、小数点以下は切り捨てて計算しています。

【利息額】

年14.5% 年11.0% 年8.0% 年6.0% 年4.0%
1万円 119円 90円 65円 49円 32円
5万円 595円 452円 328円 246円 164円
10万円 1,191円 904円 657円 493円 328円
20万円 2,383円 1,808円 1,315円 986円 657円
50万円 5,958円 4,520円 3,287円 2,465円 1,643円
100万円 11,917円 9,041円 6,575円 4,931円 3,287円
150万円 17,876円 13,561円 9,863円 7,397円 4,931円
200万円 23,835円 18,082円 13,150円 9,863円 6,575円
300万円 35,753円 27,123円 19,726円 14,794円 9,863円

後でも解説しますが、借入残高30万円以下だと「ウェブ de Canカードローン」での約定返済額は5,000円です。

10万円を借りて5,000円ずつ返すとしても、利息が安いほど元本返済に回せる額が増えるので、完済までの期間が短縮されます。

島根銀行カードローンは返済しやすい?

「ウェブ de Canカードローン」の返済は、島根銀行の口座から自動引き落としにより行います。

一部の消費者金融や銀行カードローンとは異なり、返済の都度ATMを訪れる必要はなく、ATM返済に伴う手数料が不要なので経済的です。

毎月の返済に加えて、好きなタイミングで増額返済ができることも、返しやすさにつながっています。

具体的な返済額や増額返済方法を確認しておきましょう。

返済方式

「ウェブ de Canカードローン」では、島根銀行の口座から自動引き落としによる返済が必須です。

毎月定例返済(リボルビング)方式が採用されていて、発生した利息は次の式で計算され、100円未満の端数を切り捨てた額が毎月10日に借入残高に加算されます。

(「前月10日~当月9日の、毎日の貸越最終残高合計額」×金利)÷365日

利用者の都合による引き落とし額の増額はできませんが、お金に余裕がある時には、次のATMで増額返済を行うことができます。

島根銀行への事前連絡は必要ありません。

  • 島根銀行ATM
  • コンビニATM(セブンイレブン・ローソン・E-net)
  • 島根中央信用金庫
  • トマト銀行
  • 西京銀行

増額返済時は千円単位での入金が可能で、時間帯にかかわらずATM手数料は無料です。

返済日

島根銀行カードローンでは、毎月10日が約定返済日と決められています。

消費者金融のように、自分の都合が良い日を引き落とし日に指定することができません。

他の引き落としと重なった場合でも、島根銀行カードローンの返済額は最優先で引き落とされるケースがほとんどですが、処理の関係で別の引き落としが先に行われることもあります。

引き落とし不能により延滞にならないよう、口座残高の管理は十分に行いましょう。

毎月の返済額

「ウェブ de Canカードローン」では、前月10日(休日の場合は翌営業日)の借入残高によって当月の約定返済額が決まります。

1万円 5000円
5万円 5000円
10万円 5000円
20万円 5000円
50万円 10000円
100万円 20000円
150万円 30000円
200万円 30000円
300万円(限度額上限) 40,000円

借入期間中は毎日利息が積み重なるので、約定返済額が減っても借入当初と同じ金額を返済し続けることが、利息節約と早期完済のポイントです。”

島根銀行カードローンの借り入れ方法

“島根銀行のローンカードは、利用できるATMが非常に多いのが特徴です。

島根銀行や相互開放先のATMで借り入れる

島根銀行では、次の銀行と相互開放契約を結んでいます。

  • 島根中央信用金庫
  • 鳥取銀行
  • トマト銀行(岡山)
  • もみじ銀行(広島)
  • 西京銀行(山口)

上記銀行のATMであれば、ほぼすべてのATMで平日8:45~18:00の出金手数料が実質ゼロ円です。

借入後の明細書には100円+消費税のATM手数料が記載されますが、翌月5日に手数料相当額がカードローン口座に入金されます。

島根銀行ATMではローンカードの暗証番号変更にも対応しています。

ゆうちょ銀行ATM・コンビニATM・イオン銀行ATMで借り入れる

島根銀行ATMと同様に平日8:45~18:00の出金手数料が実質ゼロ円で利用できます。

全国合計で約85,000台(2018年3月末現在)のATMを利用できるわけで、非常に利便性が高いといえます。

店舗・ATMの営業時間にかかわらず、平日は8:00~21:00、土日祝日は8:00~21:00の取扱時間なので、早朝・深夜にお金が必要な場合は早めに借り入れておくと安心です。

その他金融機関のATMで借り入れる

利用時間帯にかかわらず100円又は200円(いずれも税別)のATM手数料がかかりますが、メガバンクなど上記以外の金融機関のATMでも島根銀行のローンカードを使ってお金を借りられます。

島根銀行カードローンへ申し込んだ人の口コミ

申し込み年 2018年
年齢 28歳
職業 会社員
年収 300万円
利用目的 旅行資金
希望限度額 50万円

友達に誘われて、人生初の海外旅行に出かけることになりました。

格安ツアー会社に支払う代金は25万円、現金決済です。貯金を下ろしても支払額に足りないので、島根銀行の「ウェブ de Can カードローン」を申し込むことにしました。

スマホの割賦代金とパソコンの分割払いが残っていたためか、銀行からの回答は限度額30万円でしたが、海外旅行に行くことは叶いました。

仕事を休んで銀行窓口に行かなくても、ネットで契約できたのが便利だったのと、カードが本人確認郵便で届いたので家族に借金を怪しまれることもありませんでした。

申し込み年 2019年
年齢 36歳
職業 専業主婦
年収 430万円
利用目的 生活費の埋め合わせ
希望限度額 30万円

何かと出費がかさみ、翌月の家賃支払いが危ういと感じ、島根銀行でカードローンを申し込むことにしました。必要な額は7万円、限度額10万円を選べるしまぎんカードローンも検討しましたが、金利が安くなればいいなと思い「ウェブ de Can カードローン」を選びました。

2か月後には夫のボーナスが入るので、そこからやり繰りすればいいと考えたわけです。

パソコンで申し込んだ翌日には審査結果の電話連絡があり、契約後1週間ほどでカードが届いたので家賃の支払いには間に合いました。金利は14.5%で安くなりませんでしたが、主婦の私でもお金を借りられて一安心でした。

申し込み年 2018年
年齢 43歳
職業 介護士
年収 278万円
利用目的 消費者金融からの借り換え
希望限度額 50万円

消費者金融の金利が年間18%と高く、毎月1万3,000円ずつ返しても残高がなかなか減りません。島根銀行で給与を受け取っていたので「スーパーパックカードローン(給パック)」も検討したのですが、平日日中に窓口に行けず、低金利だと審査が厳しいという噂を聞いていたので「ウェブ de Can カードローン」に申し込みました。

年14.5%に金利が下がるだけでも、返済が楽になると思ったからです。申込みから3日ほどで審査合格の通知、毎月の返済額は1万円に変わりましたが、差額の3,000円は増額返済するようにしています。