消費者金融の審査は甘い、と聞いたことがある人は多いかもしれません。
自身の属性に自信がなくても審査が甘ければ通るかもと期待してしまいますね。
では、消費者金融の審査が甘いのであれば誰でも審査に通るのでしょうか。
そもそも審査が甘いという意味の比較対象はなんでしょうか。
消費者金融の審査が甘いという噂は疑問点も少なくありません。
そこで、ここでは消費者金融の甘いという意味を徹底的に解説していきます。消費者金融の審査が甘いという意味を知りたい人は、ぜひ最後までご覧になってください。
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目次
消費者金融の審査は甘いって本当?
消費者金融の審査は甘いという意味は、本当であり嘘でもあります。
消費者金融と銀行のカードローンを比較すれば、基本的に消費者金融のほうが審査は甘いというケースが多いです。
最大の理由は貸付金利の差で、消費者金融は銀行のカードローンに比べて貸付金利が高く、貸し倒れリスクが減らしています。
一方、銀行のカードローンは消費者金融と差別化するために貸付金利を低めに設定し、そのぶん貸し倒れリスクが高まるので審査は厳しめなんです。
無条件に消費者金融の審査が甘いという意味ではなく、銀行のカードローン等と比べれば審査は甘いことが多いという意味になります。
成人して安定した収入があることが最低条件
消費者金融の審査に通るためには、成人したうえで安定した収入を得る必要があります。
成人していても安定した収入を得ていなければ審査に通りませんし、逆に成人していなくて安定した収入を得ていても審査に通りません。
安定した収入とはどのくらい、と疑問を覚える人も多いでしょう。
平均程度の収入を得ていなければ審査に通らないのだろうか、と思うかもしれません。
しかし、実際のところ消費者金融の考える安定した収入は毎月のように収入があれば問題なしということが大半です。
数万円、数十万円でも安定して収入を得ていれば審査に通ることは珍しくないんです。
ただし、収入に応じて信用度は変わるため借入限度額が高めに設定されたり審査に通りやすくなったりすることは言うまでもないでしょう。
借入限度額に拘らなければ、消費者金融の審査は通りやすく甘いと言えます。
大手消費者金融の申込条件
消費者金融の審査に通るためには、第一に申込条件をクリアする必要があります。
申込条件をクリアしているだけで審査に通ることは確定しませんが、最低限その申込条件をクリアしていれば審査に通る可能性はあるということです。
ここでは、大手消費者金融5社の申込条件について紹介しておきましょう。
大手消費者金融名 | 申込条件 |
---|---|
アコム | 20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方 |
アイフル | 満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方 |
プロミス | 年齢18歳以上74歳以下のご本人に安定した収入のある方
※お申込時の年齢が18歳および19歳の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。 |
SMBCモビット | 年齢満20歳以上74歳以下の安定した定期収入のある方(※1) |
レイクALSA | 満20歳以上70歳以下の方で安定した収入のある方 |
※1:収入が年金のみの方はお申込不可
大手消費者金融5社の申込条件は文面に多少の違いはありましたが、その意味自体は似たり寄ったりのものでした。
成人して安定した収入を得ていれば申込条件はクリアしているので、そういった意味でも消費者金融の審査は甘いと言えるでしょう。
というのも一部の銀行カードローンでは、年収制限や雇用形態の条件を申込条件に記していることもあるため、申込すらできないこともあります。
このように大手消費者金融でも申込条件は緩く、消費者金融の審査は甘いという噂を広げる原因にもなっているのかもしれません。
総量規制に引っかかると審査には通らない
消費者金融は、貸金業法の総量規制を遵守しなければなりません。
貸金業法の総量規制とは、年収に応じて融資金額の制限を加えているものです。
具体的には、年収の1/3以上の融資をしてはならず、しかもすべての消費者金融やクレジットカードのキャッシング枠を合計した金額です。
たとえば、年収300万円の人が消費者金融A社で100万円の融資限度額の枠が設定されていれば、新たに消費者金融の審査に通っても最大200万円までの融資限度額になります。
もちろんすでに消費者金融A社で300万円の融資限度額が設定されていれば、法律上審査に通ることは絶対にありません。
どれだけ審査の甘い消費者金融でも貸金業法の総量規制の前では無意味なので、すでに消費者金融でお金を借りている場合は気をつけるようにしましょう。
信用情報に問題があったら審査には通らない
消費者金融の審査は信用情報機関の信用情報を重視しています。
もしも信用情報に問題があれば審査に通ることは非常に厳しくなり、いくら審査の甘いと言われる消費者金融でも審査落ちを覚悟をしなければなりません。
信用情報の問題とは、過去にローンを利用して返済遅延や滞納を起こしたり、自己破産が代表的な債務整理を行っていたりすれば致命的でしょう。
一定期間経過すれば問題がある信用情報は消えますが、社内情報に残している可能性もあり、かならずしも時間が解決するわけでもないんです。
このように信用情報機関の信用情報に問題があれば審査に通らないと思っておくべきです。
消費者金融の審査に落ちた履歴があったら今後の審査でも不利になる?
大手消費者金融よりも中小消費者金融のほうが審査は甘い
大手消費者金融の審査よりも中小消費者金融の審査のほうがより甘いです。
これは大手消費者金融に比べると中小消費者金融は知名度が低く、顧客を集めることが厳しい傾向にあります。
だからといって銀行のカードローンのように金利を下げて貸し倒れリスクを高めることはできないので、結果的に大手消費者金融よりも審査を緩めにしていることが多いんです。
大手消費者金融の審査に落ちたりなんらかの問題を抱えていたりすれば、中小消費者金融の審査を受けるほうが審査通過の可能性は高まるでしょう。
ダイレクトワン
ダイレクトワンは、中小消費者金融の中でも知名度の高い貸金業者です。
スルガ銀行グループの消費者金融で、大手消費者金融よりは審査が甘いと言われています。
ダイレクトワンの特徴は、審査が甘いという部分以外にもあります。
消費者金融らしく即日審査や即日融資に対応していますが、上限金利が年20.0%で高めに設定している点は注意しなければなりません。
また、スルガ銀行グループとはいえ消費者金融であることに違いはないので、貸金業法の総量規制の対象。
とにかく審査が甘い消費者金融を探している場合、ダイレクトワンは積極的に検討するべき貸金業者になるでしょう。
ダイレクトワンの審査は甘いって本当?ダイレクトワンの審査に通る秘訣
無職でも安定した収入があれば審査には通る?
無職でも安定した収入を得ている人は審査に通る可能性はあります。
具体的には、個人事業主の届け出をしていないフリーランスや不動産または駐車場の貸出といった具合で収入を得ているケースです。
こういった場合は無職ではありますが、安定した収入は得ているかもしれません。
消費者金融によって認められるケースと認められないケースがあり、審査に申し込む前に収入の状況を伝えて審査を受けられるか確認しておくとスムーズに審査を受けられます。
また、審査の都合で給与所得者に比べて複数の書類の提出を求められることがあり、所得を証明できる書類を確認して用意しておきましょう。
結論としては、無職でも安定した収入があれば審査に通る可能性はありますが、給与所得者に比べると厳しくなったり書類が増えたりすると覚えておくべきです。
学生でもアルバイトをしていれば審査には通る?
成人したうえで学生がアルバイトをして安定した収入を得ていれば審査に通る可能性はあります。
消費者金融の大半は学生でも安定した収入を得ていれば審査対象者になるため、必要以上に心配することはありません。
ただし、学生という立場上どうしても利用限度額は少額に設定されがちです。
学生でもアルバイトをしていれば審査自体に通る可能性は充分あるでしょう。
専業主婦でも配偶者がいれば審査には通る?
専業主婦は自身で安定した収入を得ていませんが、配偶者は安定した収入を得ているといったケースは少なくありません。
基本的に大半の消費者金融は専業主婦を対象に貸付しておらず、これは貸金業法の総量規制の観点から不可能だという理由もあります。
ただ、一部の消費者金融は配偶者貸付制度を採用しています。
配偶者貸付制度は法律上認められた専業主婦でも消費者金融でお金を借りられる方法で、配偶者の同意書を代表に複数の書類を提出すれば審査に通る可能性があります。
しかし、大半の消費者金融で配偶者貸付制度は採用していませんし、配偶者にバレることが嫌だと考える専業主婦の人も多いので、あくまで例外的な借入方法になります。
パートをしている主婦なら審査には通る?
パートで働く主婦は兼業主婦と呼ばれ、審査に通る可能性があります。
パートは安定した収入に該当するので、消費者金融の顧客にも多くいます。
今現在パートで働いていれば消費者金融の審査に申し込んでも大丈夫ですが、まだ働いていない場合はとにかくパートとして働き始めることが大事です。
パートで収入を得ている主婦は、消費者金融の審査を受けるうえで特に気にする部分はありません。
個人事業主でも消費者金融の審査には通る?
個人事業主は消費者金融の審査に通る可能性があります。
しかし、安定した収入を得ていなければ審査に通りません。
単に個人事業主というだけでは赤字で営業している場合もあり、これでは安定した収入を得ているとは言えないため、審査に通ることはまずないでしょう。
また、給与所得者に比べると個人事業主は収入が安定していないと判断されることがあり、審査のスコアでは不利になりがちです。
とはいえ安定した収入を得ている証明書類を提出できれば審査に通る可能性は充分あるでしょう。
消費者金融の審査は誰でも通るわけではない!
消費者金融の審査は甘いと言われますが、決して誰でも審査に通すわけではありません。
最低限の申込条件をクリアしたうえで、個人情報の入力や提出書類を用意する必要があり、甘い気持ちで審査を受けると落ちてしまうことも多いでしょう。
消費者金融の審査通過率は高くても60%に届かないくらいで、2人に1人は審査に落ちている現実があります。
消費者金融の審査を受ける前には、しっかりと準備をしたうえで申し込むようにしましょう。